この記事は
「結局外国語で読書するのは、効果があるのかないのか。どっちなんだコラ。何がやりたいんだコラ紙面飾ってコラ」
という今回は巷(私の脳内の)でよく耳にする長州的疑問に、8年以上毎日スペイン語で読書する私が真摯にお答えするコウナーです。
こんにちは。
険しい顔をする世界選手権で931位に輝く見込みの漢ことリュウです。
というわけで、早速冒頭の動物の質問への答えですが・・・
なんと、バリバリ最強有効です。おっさんなめんなよコラ
(↑タイトルにも有るアルヨ!)
TA☆DA★SHI、特定の条件下では有効ではないので、その辺を詳しくかつ妖艶に解決ゾロってまいります。
では、㍄。
↓ルイージ記事
①が、以下のような方々にはお勧めできません
いきなり悲報ですが、次のようなあなたには外国語での読書はまだ得策ではございません。
- 十分な語彙力がない
→1ページに何十回も単語を調べるようでは、仮に話の流れがわかったとしてもいちいち中断し、それが苦痛になるのでダメよ。ダメダメ。 - 十分な文法力がない
→文法力が足りないと、そもそも「文章が意味プーちん」状態なので、読むだけむしろ時間の無駄です。なんなら筋トレしたほうが効果的!何故だか世界レベルで嫌われるかも知れませんので、注意! - 流暢に会話ができないないNAI
→別記事でも散々述べておりますが、言語というのはもともとコミュニケーション手段ですので、リーディング(+ライティング)よりも会話で使うスピーキングとリスニングのほうが重要です。(特殊な場合を除いて) -
そもそも人類ではない
→誠に残念ですが、非人類(猫様、カワウソ、クマムシ等)の方々も、文字を読めませんので諦めてください
と、NANANANAI体操が始まったよーーーーーー!
つまり早い話、外国語で本を読むことは中上級者向けということになります。駅。
私をやり玉に挙げるとするなら、6か月のスペイン語留学を終えて1年ちょっと経ったくらいのタイミング(2012年)でスペイン語の読書に果敢に挑戦しましたが、語彙力が足りず1ページに数十回程度辞書を引くのが苦痛で、100数ページで挫折しました。
というわけで、本を読むなら
- わからない単語はせいぜい1ページに4~5前後
- 文法的な疑問が出ても、ネットで調べて自分で解決できる能力
くらいのレベルになってから挑むことを強くオヌヌメいたします。
⭐︎余談⭐︎「じゃあ子供向けの本読めばいいじゃねいか。はい、ノーベル賞受賞」という人がいますが、外国語として勉強する初級レベルの語彙と、ネイティブの子供が使う語彙は月とスッポンの差なので無理です。むしろすっぽんぽんです。
②読書は一石二鳥
なぜ、一石二鳥と言えるのでしょうか。
理由は言うまでもないかもしれませんが、一応。
- ボキャブラリー強化
- 勉強になりかつ同時に本の内容も楽しめる
- ゆえに脳が活性化し、アンチエイジングに効果的!ついでにキャリアアップにも繋がり、ギャルにもモッテモテ☆バラ色の人生☺
これに関しては外国語で音楽を聴くことにも同じことが言えるのですが、何と言っても楽しみながら勉強ができる点でしょう。
が、上にも書いたとおり一定のレベルに達していないと楽しみでなく苦しみになりますので、もうちょっと勉学に励みましょう。
また、これも上に書いた内容ですが、あくまで会話はそつなくできるというのが大前提です。
なぜなら、日常会話ではよっぽどの博士とアカデミックな会話でもしない限り、語彙レベルは限られるからです。
人としてのランクアップ(通訳など)を目指すなら、意図的にボキャビルをしないといけませんが、そうなった時に訳のわからん単語帳(スペイン語では上級者向けの市販の本はありませんが)を使ってい覚えるより、本を読んだほうが効率的です。
というわけで、外国語での読書を発明した人は天才ですので、とりあえずノーベル賞の候補に推薦しておきます(何様)。
参考:単語は無理して覚えないほうがいい話
③好きな/興味のあるジャンルにすること
よくあるミスとして、以下のパターンがあります。
「本読めばいいんでしょ。じゃあ、『頭よく見える=異性にモテる』という宇宙の法則に則り、相対性理論の本をスペイン語で読破します。ブヒブヒ部費ーーー。」
豚、アウトゥーーーーーー(タイキック相当)。で、しかもそんな法則もない、多分。
まず鉄則として、好きな(興味がある)テーマを絶対に選びましょう。
そうじゃない限り、たとえ読めたとしても飽きてしまい、苦痛に苛まれます。
ちなみに私は、基本的に小説ばかり読みます。
それ以外はあまり興味がないので、読破できた試しがありません。
④覚えた語彙の使い方に注意
ここで、注意点を一つ。
特に小説などでは、日常会話ではほぼ使われない書き言葉がふんだんに出てきます。
そういう単語を会話に何気なく織り交ぜますと、
「は?意味不明 で腐」
と、もれなくつっこまれます。
そういった文語は普通のネイティブは知らないことが多いので、そもそも意味はわかるけど会話ではあえて使わないほうがいいでしょう。
いちいち会話が止まって、面倒だからです。
「でも、どれが会話で使われて、どれが使わない方がいいかなんて、わからねいよ。部費々の非ーーー。」
という家畜の叫びが聞こえてまいりましたので、アドバイスを伝授いたします。
- とりあえず使ってみる
→つっこまれたら、今後は会話では使わない - 辞書に「文」(文語)マークのある単語は、会話で使わないようにする
- 辞書に「文」(文語)マークがあったとしても、会話でネイティブが3~4回使うのを聞いたら「会話で使える」判定
の、いずれかを実践しましょう。
ですが、政治家の演説などフォーマルな場面では、日常会話では使わない言葉も使いますので、注意が必要です。
※スペイン語の場合は国や地域、それぞれの人の育った環境や学歴によっても、使われる語彙が変わります。色んな国の人や様々な地位の人と話して、判断するしかありません。
⑤リュウおすすめ本、DIE紹介!!!
ここで、私が実際に読んだスペイン語の本を、厳選して一挙公開!
....と言いながら、まず何よりも読書に不可欠なのは辞書です。
ネットで知らない単語を検索するのもアリですが、ネットがない場所でも使えて圧倒的に使い勝手のいい電子辞書が必需品です。
私がスペイン語を始めた当初から、10年以上愛用しているカシオ製エクスワードの、スペイン語バージョン最新版です。(ついでにポルトガル語もありますが)
シャープ製の辞書もありますが、カシオなら履歴機能が付いているので、後になって見直したり単語帳を自分で作ったりでき、超絶怒涛にオススメいたします。
なお、すでに別のエクスワードを持ってるよ!という方は、以下のカードを挿入するとスペイン語の辞書が使えるようになります。
で、続きましてはスペイン語で書かれた本を、いくつかご紹介します。
私がスペイン語の本に初挑戦した時に読んだ、村上春樹氏の傑作「1Q84」です。
とんでもなく長いですが、物語が圧倒的に面白く、ある程度の書き言葉に慣れてしまえば興奮しながらスラスラ読めます。
↓一応、強者の中の強者のために、後編も貼っておきます。出てこいや~~~延彦。
私は個人的には、スペイン語ネイティブが書いたスペイン語の本よりも、日本語→スペイン語に訳された小説のほうが、馴染みがあってわかりやすいので好みます。
村上作品はほぼ全てスペイン語で読破しましたが、これ以外アマゾンでヒットしないので、私が現在読んでいる本をご紹介します。
はい、これは狙ったわけではなく偶然なのですが、「1Q84」の元ネタ的存在のオーウェルジョージ氏の「1984」です。
まだ半分くらいしか読んでいないので恐縮ですが、今世界を轟かせている某無差別テロ5648国のDIE〇戮者みたいな思想が、作中では「正義」として押し付けれれている興味深い作品です。
欧米では名作扱いされ愛される一品です。
興味且つ挑戦心のおありのあなたは、是非おポチりください。
※ちなみに、難易度はちょっと高いです
尾張に
要約は以下の通りです。
- 中上級者は市販の参考書や単語帳よりも読書に挑戦しましょう。
- 興味のある本にしましょう。
- 関係ありませんが、平和を願いましょう。56すな、憎むな。赦しましょう。
はい、張り切って銅像!
とりあえず挑戦してみて、読んでいて「楽しい」と思ってしまえばもう人生バラ色およびLOVE涙色です。
というわけで、「月光仮面は誰でしょう?」と思ったおGさんおBAさん、
「あややは唯一ネ申」と思った中年のあなたは、ブックマーク及びちゃんねー登録お願い申し上げます。
本日も最後まで温かい目で読んでいただきありがとうございました。
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話し相手のいない孤独なあなたにオヌヌメ!