この記事は
私のスペイン語力は神のレベルであり、語彙力は驚愕の100語を誇ります。なのに、メキシコ人の言うことがよくわからず、辞書を調べても出てこない言葉(スラング)がいっぱいありすぎていっぱい〇っぱい僕便器。
という迷えるあなたを救済すべく執筆したものです。
こんにちは。
最近いよいよ日本語が流暢に話せなくなってきた、哀れな洋物かぶれの霊長類リュウです。
今回は、冒頭にもあるようにメキシコのスラングをご紹介いたします。
これらが分かれば、メキシコ人をより深く理解でき、何だかんだでみんなハッピーハッピーイエロウになるでしょう。
※例によって大爆笑必至(私のみが)の渾身の例文をご用意いたしましたので、一字一句違わずにそっくりそのままお使いいただければと存じます。
↓ルイージ記事。併せてご覧いただけると喜びの歌を午前0時に絶唱します(迷惑)
①neta
本来は「正味の/手取りの」を意味する形容詞「neto / neta」が語源と思われます。
メキシコでは名詞として若者を中心に広く使われています。
単独で疑問調で「¿Neta?」と言うと「マジ?」「卍?」「ヒトラー?」などの意味です。
また文章の始めか終わりに付けられる「la neta」だと、「マジで」と強調するニュアンスになります。
が、あまり知的な印象を与えないので、TPOやTKOをわきまえて使いましょう。
例:
Dicen que PIROKI nació en un campo de Gyoza.
-¿Neta?
PIROKIって、餃子畑で生まれたらしいよ。
-卍マジレンジャー卍?
La neta, últimamente me harté un poco de los hombres de La Tierra.
マジで出島、近頃少し地球の男に飽きたところよ。
これ以外にも「Te digo la neta.」(本当のこと教えてやるよ)のように、幅広く使えます。
②chambear
意味は「仕事をする」で、名詞形の「chamba」(仕事)から派生しています。
つまり「trabajar」と同意語ですが、例によって俗っぽい感じがにじみ出た言い方です。
余談ですが、「キャプ〇ン翼」の伝説のOPで出てくる「あいつの噂でチャンバも走る~」の「チャンバ」は仕事ではなく、「ばーちゃん」を業界用語風に言った単語らしいです。*1
例:
Deja de estar jalándotela viendo YAHOO y ponte a chambear ya, TAKUYA.
ヤホーを見ながら自分を慰めてないで早く仕事しなさい。TAKUYA。
→こんな彼でも首にならないのが、七不思議の一つです。
③bronca
辞書には「けんか、乱闘」などと書いてありますが、メキシコでは「問題」として使われます。
つまり「problema」と大体同じですが、大抵「No hay bronca.」(問題ない)と否定形で使われるのと、やはり俗っぽく聞こえます。
例:
A PIROKI lo vi durmiendo la siesta a gusto sin respirar en el parque.
-¡No hay bronca!
PIROKIだけど、公園で呼吸もしないで気持ちよさそうに昼寝してたは。
無問題!
→いや、K察呼びなさいよ!
④cheve / chela
両方とも「ビール」を指します。
つまり「cerveza」と同じですが、この2つは例によって若者言葉です。
例:
TAKUYA: ¿Vamos por unas chelas?
-Me da flojera. Por cierto, me gustaría escribir tu nombre real en la libreta secreta.
すっとこどっこい:ビール飲みに行こうZ。
-だるい。それより、例の秘密のノートにお前の本名書きていな。
→をまわりさん、新世界の神はこちらです!
ちなみに「flojera」(=だるさ)は若者言葉で「hueva」に代えてよく使われますが、これは某金色に輝く球由来の下品な言葉です。
⑤Sale
「OK」のような了承の返事として使います。
スペイン人が愛してやまない「Vale」と同じニュアンスです。
※これは若者言葉ではなく、年配の方々も使います。
→つまり細かく言えばスラングでもありませんが、思いついたので入れました。てへぺろ厘☺
なお、英語に惑わされて「セール」みたいに発音しないようにしましょう。これは「サレ」です。
メキシコではこれ以外に、
- OK (発音は「オウケイ」で「オーカー」や「オッピー」ではない)
- Vale (スペイン人ほどではないが、使う人もいる)
- Sale y vale (vale単体よりよく聞く)
- De acuerdo
などが使われます。
また、文末に「¿sale?」を加えると、「わかった?」という念押しになります。
例:
(En frente de agua hervida) Nunca jamás me empujes, ¿sale?
(沸騰したお湯の前で)ぜっっっっっっっ対に押すなよ?
→U島先生、R.I.P。
⑥cagar
決して清らかな言葉ではありませんが、メキシコでは大変よく使われるのでご紹介しないわけにはいきません。
辞書に載っている意味は「ウソ〇する」ですが、ここでは違う意味でも若者間でかなりよく使われます。
「Me caga que ~」で出てきた場合、直訳は「~することは私にウ〇コする」ですが、「~するなんてクソだ」のような強い不快感を表します。
(ただし「~」内はみんな大好き接続法でーす☆)
また、「Me cago de risa」もよく使われ、意味は「私は笑いで嘘丸する」ではなく「糞ほど爆笑する」といったニュアンスです。
例:
TAKUYA: Me caga que me hayan despedido en mi trabajo. ¿Cómo podría pagar 19190721 pesos de deuda?
-JAJAJA me cago de risa.
をっぺけぺゑ:仕事クビになってクソ最悪。19190721ペソ(約9898万6180円)の借金どうやって返済すればいいのであろうか?
-www大爆笑で草
→七不思議、早速崩壊。一日中ヤホー見ながらあんなことしてるからです。TAKUYA先生の来世にご期待ください!
まともなまとめ
どれもよく使うものばかりなので、メキシコ人を見つけ次第使ってみましょう。
ただし、お年寄りや特定の人たち(特に女性)に使うと本気で怒る人もいるので、ある程度使っていい人なのかどうかを見極めないと木下嫌われます。
TKOTPOをわきまえて使えば確実に人気急上昇なので、張り切ってどうぞ!
本日も最後まで温かい目で読んでいただきありがとうございました。
↓こんなのもあります。
↓ルイージマリヲ
↓語学何だかんだ叫んだって喋れるようになりたいあなたへ
*1:ちなみに「キャプテン〇」はスペイン語では「Súper Campeón」になっており、完全なる誤訳です。