前回は困った時の表現でしたが、今回はメキシコではほとんど不可避の「事件があった時」の言い回しです。
この記事の内容を頭に入れておけば、将来いざスペイン語圏で事件に巻き込まれた時もまるっと解決!ゾロリ!
では、㍄。
※ふりがなの平仮名箇所は子音(アイウエオ以外)のみです。
TAKUYA: Ayúdeme, por favor.
アジュダメ ポる フ ァボーる
Mocoso: No. Por cierto, hoy hace buen tiempo, ¿verdad?
ノ ポる スィエるト オイ アセ ブエン ティエンポ べるダどぅ
TAKUYA: Escúcheme, por favor. Es una emergencia. Llame a la policía.
エすクーチェメ ポる ファボーる エす ウナ エメるヘンスィア ジャメ ア ラ
ポリスィーア
Mocoso: ¿Qué pasó?
ケ パソー
TAKUYA: Me golpearon de repente y me robaron dos pesos. Fueron dos ranas. Me duele todo el cuerpo.
メ ゴるペアーロン デ レペンテ イ メ ロバーロン ドす ペソす
フエロン ドす ラナす メ ドゥエレ トド エる クエるポ
焼く間違えた訳
TAKUYA: 助けてください。
ガキ: やだ。ところで、今日はいい天気だねい。
TAKUYA: 聞いてください。緊急事態です。警察呼んでください。
ガキ: どったよ?
TAKUYA: いきなり殴られて、2ペソ(約10円)を盗られました。カエル2名に。全身が痛いんです。
TAKUYAさん、霊長類最弱男子の形相が呈してまいりました。
そんな彼には来世でのご活躍に期待したいと思います。
さて、今回は次の5点を覚えて野に帰りましょう。
①Ayúdeme 助けてください
呼びかける相手が2人以上だと「Ayúdenme」と「N」が爆誕致します。
使用例:
Ayúdenme, atropellaron a mi amiga cucaracha.
(助けてください。私の友人のゴキブリが轢かれました。)
→お悔やみ申し上げます。
ちなみに、切羽詰まった時の「助けて」は「Socorro」と叫びましょう。
②Llame a ~ ~を呼んでください
Llame a ~で「~を呼んでください」ですが、①と同じ要領で相手が2人以上なら「Llamen」になりマッスル。サイヤマン。
ここで、旅行中に皆様が呼びたそうなものをピックアップ致しました。
La (una) ambulancia 救急車
El (un)doctor (El médico) 医者
El Hombre Araña スパイダーマン
El rey de Karate 空手王
※「un/una/unos/unas」は「どれでもいいから一つ(一人)」、「el/la/los/las」(定冠詞)は「話の中で特定されている人(物)」くらいの感じです。英語で言う「a(an)」と「the」の違いと同じです。
使用例:
Mi hija se cayó del avión. Llame al Hombre Araña.
(私の娘が飛行機から落ちてしまいました。スパイダーマンを呼んでください。)
Me están asaltando ahora mismo. Llame al rey de Karate.
(今恐喝されている最中です。空手王を呼んでください。)
さあ、みんなで声を合わせて突っ込みましょう。
恐喝中にそんなことやったら殺られるだろうがーーーーーーーーーーーーい!!!!
③Me robaron ~ ~を盗まれました
これは「Me quitaron」と言ってもおおよそ同じです。
前回の「なくしました」の下りと似ているので、詳細は省きます。
と言いながらも使用例(書きたくてしょうがない):
Me quitaron mi celular lleno de popó.
(ウソコまみれの私の携帯が盗られました。)
④Me duele(n) ~ ~が痛いです
痛い体の部位は必ず定冠詞(el/la/los/las)付きです。
(メキシコではmi/mis~と言う人もいますが、定冠詞が無難どぇす。)
痛い箇所が複数なら例によって「duelen」になるので、ドラマティックに注意しましょう。
皆さんが痛がる体の部位は、たいてい次の通りでしょう(何様)。
el(los) ojo(s)=目
el(los) oído(s)=耳
la(s) muela(s)=奥歯
la cabeza=頭
el cuello=首
la(s) mano(s)=手
el estómago=お腹
los pulmones=肺
el(los) pie(s)= 足
la espalda 背中・腰(あえて区別したいならespalda baja)
↑珍しくBOKEませんでした☆てへぺろりん。
使用例:
Me duele mucho la espalda porque anoche hice algo demasiado.
(昨晩何かをやりすぎたので、腰が非常に痛いです。)
→「何か」って何なんだという質問は、アンジャッ〇ュの某氏に聞いたらいいと思います。
⑤追加事項かと存じます
その他の緊急事態での表現を見て終わりにしましょう。
・Déjeme=私を放して
・Aquí tiene mi dinero =お金です、どうぞ
→これは56されないために本当に使えます
・No encuentro mi equipaje =荷物見つかりませーん
・No me mate, por favor. Vayamos a echar una cerveza.
=殺さないで下さい。ビール一杯飲みに行こうZE☆
→これぞ合気道の理念です。メキシコではビールを俗語で「cheve」「chela」とか言います。
最期に
今回は異常以上ですが、ラテン諸国で恐喝されたら冗談抜きで抵抗しないでください(経験済みです)。
上のTAKUYAちゃんのように2ペソで命が助かるのは奇跡です。
↓リュウの身に何が起きたのか?
本日も最後まで温かい目で読んでいただきありがとうございました。