この記事は
某殺那ヰルスのせいで年末年始を日本で過ごせなくなって、スペイン語圏に幽閉されることになったけど、スペイン語でどうやって挨拶すればいいのかわからなくて臭
というあなた向けです。
こんにちは。
大晦日の日本の格闘技イベント(メキシコ時間の夜中)を見るべく、youtubeに一晩中入り浸り、興奮と感動と絶頂のあまり目が、目が~~~!!!痛くなった大佐ことリュウです。
さて今回は、上記のようなあなたの嗅覚を刺激する記事となっております。
スペイン語圏在住の方が対外にも、
- 日本を含めた非スペイン語圏にいるけど、スペイン語オンリーで生活している
- 好きな格闘家がバンタム級王者陥落したので、むしゃくしゃしてスペイン語で年末年始の挨拶を覚えたくなった。てへぺろりん☆
というあなたにも有益な記事です。
そもそも何を祝うのか
日本と違って、メキシコを含むスペイン語圏ではメインはあくまで新年ではなくクリスマスであり、新年はクリスマスの延長的な位置づけです。
メキシコではカトリック信者が国民の大半ということもあり、一年の中で最大のイベントです。(分かりやすく例えるなら朝〇海VS堀〇恭司)
また、某島国がキリスト教でもないのに、(カップルを中心として)やたらと夜景・プレゼント・例のあれで盛り上がる一方で、
ラテン諸国ではもっぱら家族で集まって騒ぎます。
某列島のようにケーキや健太のフラチンは食べず、定番なのは豚の足(pierna de cerdo)やリンゴ酒(sidra)などです。
なので、1月の上旬になっても町中はイルミネーションやらクリスマスソングやらパッション屋良などに、バリバリ最強に包まれたままです。
(仕事始めは通常1月2日です)
ちなみに大みそかは、クリスマスと同じようにまた家族(友人)で集まって飲んで騒いでナイアガラ~★ですが、夜になると町中で打ち上げ花火や爆竹を用いた騒音を立てるので、大変うるさくて呼吸に集中できません。
一般的なあいさつ
日本で言う「良いお年を」「明けましておめでとう」「今年も夜露死苦」「喧嘩上等」みたいなやつを見ていきましょう。
・クリスマス付近から12月25日まで
大体次の2通りです。
Feliz Navidad.
=クリスマスおめでとう。
Felices fiestas.
=よいパーティーを。
2番目の「Felices fiestas」は、私の推測だと英語圏で近年
「キリスト教徒以外の人たちもいるから〈Happy holidays〉のほうが中立的でいいんジャマイカドミニカ」
という考えが浸透しており、それがスペイン語圏も影響を受けたものだと思います。
(真相をご存知の方、是非教えてください)
・12月26日から1月上旬くらいまで
Felices fiestas.
=よいパーティーを。
Feliz año.
=よい年を。
Feliz año nuevo.
=よい新年を。
2番目が一番使われる気がします。
3番目のほうがより具体的ですが、多分最後の「nuevo」が言うのがだるいので省略しているんだと存じます。
なお、もう過ぎたクリスマスを引きずって「Feliz Navidad」と言う人もいると思います。
また、「1月上旬」とありますが、人によっては1月下旬まで言い続ける人もいるようです。
↓サンタクロースツヰート
誠に実用的な #スペイン語
— リュウ@メキシコ在住10年目(スペイン語ネタで吹雪をおこす漢) (@ryu_mexicosoiya) 2020年12月25日
サンタクロース=Santa Claus
日本語と同じように、略すと「Santa」です。メキシコでは「Papa Noel」よりもこれの方が一般的です。
例:
SC:Hola, soy Santa.
Niño: Ay, qué hombre más guapo. ¿Lo hacemos?
SC:オッス、オラサンタ。
子供:ウホッ、いい男。やらないか?
使用上の用法
家族や友人間なら、これらのフレーズとともに抱擁してくるので、嫌な顔せずに満面の笑みで受け止めましょう。
※ただし2021年1月現在、某ヰルスの影響で抱擁は控えるような指示が出ていますので、左に受け流しましょう。
さらに一言添えたい場合
「これだけだと味気ない」というあなた向けに、これらのフレーズの後に続く定番のセリフをお届けいたします。
Que tengas un próspero año.
=(あなたにとって)盛運の年になりますように。
→この「próspero」という単語はこの時期に非常によく使われます。盛運それは君が見た光。
Que tengas un feliz año nuevo y con mucha salud y amor.
=(あなたの)幸せな一年が健康と愛で満ちあふれますように。
→はい、情熱的なラテン人らしい大変くどい言い回しですが、このように日本人にとっては臭いようなセリフを言う人が大多数です。
Que tengan tú y tu gato cumplan todos sus deseos.
=あなたとあなたの猫がすべての願いを叶えられますように。
→これは100%テストに出るので、必ず覚えましょう。
なお、「猫じゃなくて犬を飼ってるんだワン」という方は「gato」を「perro」に、「家族のほうが大事だにゃー」という方は「familia」に変えればダンシングオールOK!
※猫様がメスであらせられる場合は「gata」です。
NGフレーズ
以下のようなフレーズは、年末年始には使えないので注意しましょう。
Feliz Año. Que mi vida se llene de felicidad y amor. No me importa la tuya.
=よい年を。私の人生が幸せと愛で満たされるといいな。お前の人生は知らん。
→心の声がただ漏れのパターンです。嘘でもいいので建前を言いましょう。
¡Feliz Ano!
=よい肛門を!
→一見何てことなさそうですが、「año」(アニョ)が「ano」(アノ)になっただけであら不思議、オゲレツ大百科になってしまいました。
ちなみに、スペイン語と言語学的にほぼ同じのポルトガル語なら「ano」で正解です。
↓産商
Pero no tiene nada que ver.
=でもそんなの関係ねえ。
→海パン一枚で言うのがおすすめですが、大晦日の夜は結構寒いので健康を考えて控えましょう。
(ただし、南米なら年末年始は真夏なのでおっぱっぴーです。)
Pep-pop pep-pop pep-pon pon.
=ぺっぽぺっぽぺっぽんぽん。
→こちらもパン一でのご使用を推奨いたしますが、誰にも理解されずただの痛い人になってしまうので、極寒にも耐えられる鋼の肉体を精神のお持ちの方は、是非おためし下さい。
まとめ
用法用量ををお守りの上、正しく使いましょう。
(NGのやつを除く)
月並み且つつまらないご挨拶
そう言えば、明けましておめでとうございます。
2021年も下らないながらも役に立つコソテソツを量産していければと存じますので、温かい目で見守っていただければ大変後衛です。むしろ前衛です。
本日も最後まで温かい目で読んでいただきありがとうございました。
↓クリスマスに特化したバーーーージョン