こんにちは。
ハリー伊佐をです。
今のプロ野球選手全員にかつ丼です。
さて、今回の内容は少し難しい話題で中級者向けです。
初級の方・日本にいる普通のサラリーマンの方・汚物主義者の方でもやる気があれば是非参考にしていただければ幸いです。
※はじめに
・ここで私がうたっている「中級」とは、文法は一通り勉強し終えた(接続法過去完了あたりまで)にもかかわらず、経験不足により頻繁に間違える・相手の言うことがいまいちわからないレベルを指しています。
DELEで言うならB1かB2、大相撲で言うなら幕下中位~上位程度です。
・何度も書きますが、人間の脳は千差万別で、これらのテクニックが全人類に有効とは限りません。例えば「書かないと何も覚えられないんだゴリ」という方は、是非書いて覚えてくんなまし。(ついでに指相撲マスターにもなって一石二鳥☆)
結論を述べます。
スペイン語(外国語)を話すときに、日本語で考えてからスペイン語(同)にねじ曲げるやり方は、9314害あって一利なしです。
わかりやすく言うと、2020年にミクシ〇のキリ番発表にかける労力並みに愚か*1です。
主な理由は次の4つです。
- ①日本語を直訳すると意味不明になることが多々ある
- ②日本語訳がスペイン語のニュアンスと一致していないことがまゝある
- ③スペイン語では一言では言えない日本語を使うと意味プーさん
- ④会話が圧倒的に遅くなる
つまり、相手に伝わらないし情報量も限られるし、いい点なんて一つもありません。
→あえて言うなら「スペイン語下手すぎてかわいがられる」です。結構あるパターンです。
①日本語を直訳すると意味不明になることが多々ある
直訳すると意味プーちんになる例を揚げます。ジューーーっと。
例:
- 青信号 →×semáforo en azul ○semáforo en verde
- 猫を被る、糞食らえ、筆を下すなどの慣用表現
など
②日本語訳がスペイン語のニュアンスと一致していないことがまゝある
全く別の言語なので、ニュアンスの不一致は星の数ほどあります。飛雄馬。
- (友達と)遊ぶ→× jugar ○salir con
- (ボタンを)押す→△empujar ◯presionar
- 懐かしい→ △nostálgico ○別記事で解説します
- 反省する→ △reflexionar ○別記事で解説します
「jugar」は英語の「play」と大体同じです。
→友達と「jugar」となると、性的に遊ぶことになってしまいます。
また、「empujar」のイメージは、
日本語の「押す」に惑わされて「empujar el botón」と言うと、小さなボタンを両手で力ずくで押す痛々しい奴だと思われます。
※ただ、ボタンが固い場合はあり。ネイティブでも使う人は少ないですがいます。
何億回でも言いますが、日本語で考えるのは駄目!絶対。
③スペイン語では一言では言えない日本語を使うと意味プーさん
このパターンはいっぱい○っぱいあります。
- よろしくお願いします
- お疲れ様でした
- さすが
- 悔しい
- もったいない
- 実績
- 擬音語・擬態語全般(にゃー、ぬるっ、パコパコなど)
など(挙げるときりがなく、日が暮れて烏と一緒に帰る羽目になります)。
→「じゃあこれらは西語でどうやって言えばいいんだよ、ネアンデルタール人」という要望にお応えして、この話題の記事をそのうち作成しmars。(目標:世界が終わるまで)
まずこれら3点をまとめて解説します。
こういう間違いは日本語で考えるからこそ起こるものです。
自分の言いたい内容は、西日辞書を引いて訳語を機械的にスペイン語にぶち込むのは得策ではありません。
次の3つの鉄則を守ったほうがいいとおおおおもおおおううう………YO。
①ネイティブが使っているのを見たり聞いたことがある語彙だけを使う
②聞いたことも使ったこともない単語を使う際は、ネイティブにそれでいいか確認す
③周りにネイティブがどうしてもいないなら、辞書の用例を見たりネットで検索などをして、正しい使い方を調べる
②聞いたことも使ったこともない単語を使う際は、ネイティブにそれでいいか確認す
③周りにネイティブがどうしてもいないなら、辞書の用例を見たりネットで検索などをして、正しい使い方を調べる
この3点を徹底すれば、意味不明ななんちゃってスペイン語を口走ることはほとんどなくなります。
ただ、西日辞書の使い方だけは要注意です。
上に書いたようにニュアンスが違ってしまう場合と、
日本語訳がネイティブはほぼ使わない言葉が書かれているという悲劇が、かなりの確率で起こるからです。
④会話が圧倒的に遅くなる
これは上の3点ほど致命的ではありませんが、言いたい言葉を引き出すのに時間がかかっていては上級者とは言えません。
当然と言えば当然ですが、いちいち訳していると、ネイティブが理解できない可能性がある上にワンクッション無駄に時間がかかります。
ただし、早ければ早いほどいい、という訳ではありません。
発音が正確でない、つじつまが合っていない、どうでもいい情報が多いなどの場合は、どうせ聞き返されるのがオチなのでいくら流暢に話せても本末転倒です。
(メキシコ人の半数以上はこのような話し方なのは内緒)
[スーパー余談タイム]
若干どうでもいいのですが、スペイン語を話している時に次のような特徴をもつ方は要注意です。
・「あの」「 いや」など、挟み言葉が日本語
・語尾に「でしょ」「だよ」「やないかい」「ざます」などを付ける
駐在員の方々を中心に、こういう話し方をする人がよくいますが、一人残らずスペイン語レベルは散々です。
そもそもそういった言葉が出てくる時点で、日本語で考えてそれを一生懸命スペイン語に変換している証拠です。
上達を望むなら、その癖は道頓堀あたりにカーネルちゃんと共に投げ捨ててください。
[まともなまとめ]
しつこいですが、スペイン語は日本語と完膚なきまでに違う言語ということを肝に銘じましょう。
シンプルに単語単語を愚直に訳して通じるほど、甘い世界ではありません。
しかし、正しいやり方で根気よく続けさえすれば誰でもペラペイラになるのです。
どのレベルを目指すかによりますが、ネイティブとほぼ差のない上級レベルは、一般的に7年かかるといわれています(正しい勉強法を続けた場合)。
初歩的な日常会話レベルなら、効果的な方法でみっちりやれば数か月~半年程度でできるようになります(私もそのくらいでした)。
この記事を読んでるあなたはせっかくなので、尊師レベルを目指してはいかがでしょうか。
世界観が広がり、ビジネスとしても使え、そして様々な能力(空中浮揚、ポアなど)が身についてバラ色の人生間違いなしです。
本日も最後まで温かい目で読んでいただきありがとうございました。
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スペイン語の勉強をするに当たって、ネットで知らない単語を検索するのもアリですが、ネットがない場所でも使えて圧倒的に使い勝手のいい電子辞書が必需品です。
私がスペイン語を始めた当初から、10年以上愛用しているカシオ製エクスワードの、スペイン語バージョン最新版です。(ついでにポルトガル語も付いてますが)
シャープ製の辞書もありますが、カシオなら履歴機能が付いているので、後になって見直したり単語帳を自分で作ったりでき、超絶怒涛にオススメ!!☺
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