この記事は、
いっつもスペイン語を話す時、脳内で無理やり日本語を訳しているので、訳せなくて言えないことが多くてぴゑん。
しかも鼻炎。
通訳をやっていますが、日本人が訳せないことばっかり言うのでオワタ/(^o^)\
というあなた向けです。
こんにちは。
プロテインシェイカーをシャカシャカ振り、振り終わった後にプロテインを入れ忘れたことに気付く、というのを定期的にやらかす汚シャカ様ことリュウです。
今回は、別の記事でも何回も取り上げておりますが、スペイン語に訳しづらい日本語の表現についてです。
まず、外国語を話す際に日本語を介している時点で、大きな間違いです。
なぜなら、人の使う言葉はそれぞれの国や地域の文化に左右される上に、文法構造も全く違うので直訳をやっていると永久に外国語を流暢に話せるようにはなりません。
と、本題を始める前からマジレスしてしまいましたが、本記事の内容は通訳の方や「スペイン語でも意地でもこう言いたい。さもなくばタヒぬ」というあなた必見です。
また、例文もとっても実用的なので、ぜひ丸パクリしていただければ幸甚の極みです。
では㍄。㌶。㌈。
↓こんなのと合わせ一本満足、一本満足!
①飼う
厳密に言えば言えるのですが、日本語の「飼う」という意味専用の言葉はスペイン語にはなく、「持つ」(tener)を代用することで言えます。
使用例:
Tengo un gato.
=猫を1匹飼っています。
TAKUYA tiene cucarachas, pero son ellas las que lo alimentan.
=TAKUYAはゴキブリを飼っていますが、彼にエサを与えているのはゴキブリです。
→国際動物愛護団体の皆さん、こちらDEATH!
②(動物が)鳴く
これはスペイン語の非常に不便な点の一つであり、むしろ便です。
「〜(動物)はどう鳴きますか?」は「¿Qué sonido (ruido) hace 〜 ?」で言えますが、
「〜(動物)が鳴く」というには、なんと動物によって動詞がいちいち変わります。
ちなみに、人間が泣く場合は「llorar」という単語がちゃんとございますので、心ゆくまで号泣していただければと存じます。(推奨資料:精霊流し)
が、安心してください。
ネイティブはこの表の半分くらいしか知りません。及びはいてませんよ
なお、「ウサギが鳴く」が「chillar」とありますが、
ウサギは声帯がないので鳴けませんから!惨ね〜〜〜〜〜〜凖MIZUTANI〜〜〜〜〜ん!
(散光資料)
※「chillar」の本来の意味は、子供などがキンキンとわめきたてることを指します。
↓鳴き声の詳細
使用例:
Siempre y cuando mi gato maúlla TAKUYA relincha.
=私の猫が鳴くときはいつも、TAKUYAはヒヒーンと鳴きます。
→パリ五輪では、TAKUYAちゃんが近代五種でコーチに殴られないよう祈ります。
③~割
1割、2割・・・の話です。
スペイン語ではこのような言い方はないので、「1割→10%」「2割→20%」と変換するしかありまて〜〜〜ん。
数字に関しては厄介なて〜〜〜ん点が多く、「〜番台」、「何番目の〜ですか」などは一言では言えません。
なお、この記事は7割の力で執筆しております
④半ドア
これも1単語では言えないので、状況を説明するしかありません。
ネイティブ(メキシコ人)はよく「No cerró la puerta.」(ドアが閉まらなかった)と言います。
使用例:
Como no cerró bien la puerta se metió el gorila de al lado en el carro.
=半ドアだったので、となりの家のゴリラが車に入ってきてしまいました。
→ううん、実にほのぼのとした風景ですネ!!
⑤いじける
これはそもそもスペイン語には存在しない感覚なので、無理やり説明をねじ込んだほうがいいと思います。
辞書には「achicarse」と堂々と載っておりますが、
この言葉は「chico(小さく)になる」の意味で、「臆病になって縮こまる」というニュアンスで「いじける」感じとは少し異なります。(しかもほとんど使われません)
つまり一言では言えないので、次のようなフレーズを説明付きで述べるのが一番でしょう。
・ponerse tímido/tímida (恥ずかしがる)
・ponerse triste (悲しくなる)
・estar de mal humor (機嫌が悪い)
いじけ方は人それそれなので、状況に応じて選びましょう。
これらにプラスで「~に叱られたので」などという理由を付け足せば、もはや「いじける」以外の何物でもなくなると思います。
使用例:
TAKUYA se puso triste porque lo regañó su mamá y se tiró del noveno piso como si fuera una pariposa.
=TAKUYAはママに叱られたのでいじけて、9階から蝶のように舞いました。
→窪塚Y介さんか!!そして蜂のように刺す。
⑥反省する
これもまさしくスペイン語では言えません。
例によって辞書には「reflexionar」とバリバリ最強に載っておりますが、これは「よく考える」「熟考する」のニュアンスで、反省の色一切ナシ!!!
この単語を使っても構いませんが、併せて「悪かったと思う」的な感じを出さないといけないはずです。
例えば、
Reflexiona sobre eso porque no lo hubieras hecho.
(それをすべきじゃなかったので、よく考えなさい/反省しなさい)
などと言うことで確実に反省の色を出せると思います。
⑦なめる
みんな大好き!のぺろぺろ舐めるほうではなく、「軽視する」のほうです。
SO!なめたらあかん~なめたらあかん~のほうです。
辞書に真っ先に出てくる訳語は「menospreciar」ですが、普段よく使われる単語ではありません。
またしても私の提案ですが、「pensar que es fácil ...」(....を簡単だと思う)みたいに言ったほうが自然だと思います。
使用例:
Él fue noqueado a 0.1 segundos del primer asalto porque pensaba que era fácil pelear con una rana.
=彼はカエルと戦うのを簡単だと思っていた(=なめていた)ので、1ラウンド0.1秒でKOされました。
※⑤⑥⑦は個人的見解です。「もっとスマートに言えるZ!」という方は是非コメント欄で教えてください。
ケツ論
は、以下の通りですので覚えて帰りましょう。
- と言いつつ、こういう知識系が話題の記事はケツ論も何もないので、当たり障りのないように会話の中に盛り込んでマスターしましょう、とでも言っておきます
- ウサギで思い出したのですが、先日空手に行ったらある親御さんがウサギを連れてきており、大きくなったら食べるようなことを言っていました
というわけで、かわいがって育てたペットを56して食べるのはやめましょう。
本日も最後まで温かい目で読んでいただきありがとうございました。