こんにちは。
年末にやっっっっと日本に帰れると心がロマンティック浮かれモードだったのに、まさかの親からの帰国自粛勧告を受け、涙がこぼれないように上を向いて歩く漢ことリュウです。
さて今回は、そんな悲しみを吹き飛ばすべく車で遠出したところ(Puerto Vllartaまで)、わけのわからん悲劇が立ちはだかったので、ご紹介いたします。
※Puerto Vllartaとは、メキシコの西らへんに位置するなんだかナイスなリゾート地です。
私のどうでもいいお土産話をしても需要ゼロなので、ネガティブな出来事のみをあえて取り上げます。
というわけで本記事は、
メキシコで旅行したいけど道中でのトラブルが怖くて怖くて虎舞竜。二度とは戻らない夜。ハーモニカの音。
というあなたが道中で粗相のないよう、注意喚起としての役割が果たせれば本望でございます。
※そもそも600キロほどある旅程を、走行距離約17万の超高齢者の私の愛車で行くのは大変危険ですので、よゐ子はマネしないでネ!余談ですが私の先頭能力は69万です。
①スピード違反に引っかかりあぼーん
PVに行く途中、安全運転・ルール順守・焼肉定食をモットーに掲げる私が、人生初のスピード違反に引っかりました。
この国の高速道路は無料(libre)と有料(cuota)がありますが、私が盛大に引っかかったのは取り締まりが少ない有料です。
どう考えてもスピードの出る坂道の下で先手を切って疾風のごとく走っていたら、待ち伏せをしていた連邦K察官に見事に殺られちまいました。
メキシコ人いわく有料道路では「150キロまでおk」「180キロ迄無問題」「秀マッハでも捕まらない」という意見が多く、142キロで餌食になった私は相当運が悪かったと言えます。(しかしながら制限速度が70キロだったので、文句は全く言えず)
この国では制限速度のマックスは110キロですが、200キロ近く出している爆走スランプも珍しくありません。
しかも、普段はもっとスピードは出していて、この日はむしろゆっくり走っておりました。(及び周りの愉快な仲間たちもそのくらい出していました。CHIKUSHOOO。)
そして車から降ろされ、免許証を見せてから適当な世間話をした後に、
罰金ガム宮殿は6000ペソ(約3万円)だぴょん☆
とK察が言うので、さすがに高すぎると思いすっとぼけて600ペソ(約3000円)を出したところ、
ちゲイよ。6千だみつを。早くYOKOSE☆
と言われ、実は持っていましたが出したくないので足りないかのように振舞っていたら、
じゃあ、3000でよし。4649★
となったので、3千渡してそそくさと立ち去りました。
い い の か そ れ で 。
→A:委員ですよ委員ですよ、あなた(K撮)が望んだ道ならば。
↓参照 メキシコのK察の実態
まあ、メキシコでの交通違反のほとんどは行政に行かない賄賂で、値切りは結構あるそうです。 *1
後で聞いたところによると、近年の交通違反の賄賂の相場は6000あたりで安くても4000、正式な罰金なら1万越えだそうです。
つまり、割と安く済んだということです。めでたしめでたし☆(?)
ていうか、日本の5分の1程度の平均収入でこの金額は普通に鬼です。
というわけで、この国で速度超過で捕まらないために、以下の点に注意しましょう。
- 法定速度の20~30キロオーバーまでに抑える(このK察が大丈夫と言っていました)
- 先が見えない下り坂などは要注意
- 先頭を走らない(2番目でも捕まるという話もあり)
→私のようにいくら先頭能力69万でも、我慢しましょう - (今回私が餌食となった)Jalisco州は特に厳しいらしいので速度落とす
→至るところにカメラがあり、その後罰金の請求書がくることもあるそうです
②グーグルマップのガイド、忽然と姿を消す
その後、夕暮れ時の山道を穏やかに(罰金に懲りて)走っていたところ、命綱とも呼ぶべきグーグルマップのガイドが読み込み不可になりました。
この国では「人気(ひとけ)がない」「暗い」はGOHTOHが出てきて死に直結する大問題に繋がりかねません。
グーグル大先生がお亡くなりになられてから、料金所の人に道を聞いて回りましたが、殺伐とした無料道路に案内されてしまいました。
「我が障害に一片の食いなし!」と叫んだことは言うまでもありません。(上手くないので夜魔蛇くん参上)
日も落ちて暗くなり、体がびっくびくびくビッグ亀田状態で1時間ほど山道を走り、やっとのことで優良有料道路にたどり着き、グーグル様も息を吹き返しました。
こうしてかろうじて九死に一生を得ました。やれヤれそーれん。
③渋滞で3時間以上立ち往生→まれにみる大爆発事故が原因
色々あった往路が結局9時間かかり、帰りはグーグルマップの予想だと8時間ちょっととなっていたので、意気揚々と出ていったら想像を絶する結果が待っておりました。
途中まで順調かつ華麗に進んでいましたが、高速の途中でいきなり渋滞にぶち当たりました。
そしてほふく前進の速度で進むこと約2時間、先の区画が工事中で遮断されており、迂回路に誘導されました。
それでも赤ちゃんの廃々のスピードは相変わらずで、1時間ほど野呂佳代のろのろ走った後に衝撃的な事実が発覚しました。
私が絶賛立ち往生中の地点から同じ迂回路上の数キロ先にて、LPガス輸送車が横転・2㌶にわたって炎上して、周囲の車3台を巻き込み14人死亡(乗用車が輸送車に突っ込んだという噂もあり)。
ゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑ。
悲劇が日常化していて感覚がマヒしているこの国でも、これはさすがに大惨事大戦です。
ご冥福をお祈り申し上げます。
グーグル大先生もずっとその道路から出るように指示を出されていたので、ついに脱出を決行。
しかしながら、入ったところが今にもGO!TO!が出てきそうな寂れた街並み。
グーグル大師匠、「いのちだいじに」でおねゲイ申し上げます。*2
10分ほど全身びっくびくびくビッグ亀ら状態で切り抜け、工事中の高速にたどり着きました。
運よく工事はそこではもうやっておらず、その後渋滞はなく家まで着きましたが、
復路の所要時間、11時間45分。
飛行機か。
帰宅するや否や、安らかな眠りついたのは言うまでもでもありません。
あと、超高齢者の愛車は痛みに耐えてよく頑張った。勘当した!(そろそろ新車買います)
④どうでもいいをまけ
せっかくなので、PVで撮った写真をぺたぺたぺたじーに貼り付けます。
魔とめ
危険を冒したくない皆さんは、是非飛行機もしくはバスで移動しましょう。
貴重な3連休のうち、ほぼ3分の1の時間がガソリン代とともに消えてしまいました(ついでに例の3000ペソも)。
とはいっても私は常に愛ポッドで音声を聞きながら勉強する男なので、決して時間が無駄になったわけではありませんが、疲労感はマックスにたまります。
ただ、
「この世はでっかい宝島。SOSA今こそアド便チャ~☆(たむ〇ん)」
というあなたは、上に書いたスピード違反回避の点に注意して是非とも車でどうぞ。
本日も最後まで温かい目で読んでいただきありがとうございました。