さて今回は、
「スペイン語マスタア(いわゆる老師)になりたいけど、一部の単語の意味が多すぎでもうずっと人大杉。UHO★」
という類人猿系のあなたを救うための、多義語(palabras polisémicas)記事です。
ケツ論を先に言いますと、ほとんどが文脈で判断するしかないので、勉強ガンバ!アッーーーー!!
はじめに
※連想すればわかるようなエセ多義語は排除いたしました。(大方の「多義語」はこれに該当します)
例:
burro(ロバ、のろま、馬鹿)
cochino(豚、汚い)
※国や地域によって意味が変わる言葉については、こちらを参照ください。
↓こちらあちらどちら阿知羅
そして釣れるといいな117。
①acción
- 行動
- .株
例:
TAKUYA compró acciones de esa empresa pero al siguiente día quebró por culpa de su acción divertida. ¡Qué bueno!
TAKUYAはその会社の株を買いましたが、彼の愉快な行動のせいで翌日つぶれました。YATTANE☆
見分け方
・文脈次第
・「株」の時は大抵複数形
②bomba
- ポンプ
- 爆弾
- トイレでズッコンバッコン詰まりを直すやつ
例:
Los cazabombarderos estadounidenses aventaron bombas hidráulicas desde el cielo.
アメリカの爆撃機は油圧式ポンプを上空から投下しました。
見分け方
文脈次第
英語の「pump」と「bomb」がまるっとひとまとまりにされちまったパターンです。余計なお世話である。
③pendiente
- 坂
- 耳飾り
- 未解決である
例:
Canada pendiente el plan de que el presidente baila sin ropa en esa pendiente.
社長がその坂で裸踊りするプランはペンディング事項です。
見分け方
1は名詞(女)、2は名詞(男)、3は形容詞なので区別がつきます。
なお、2はスペインでしか使われないようです。
④explotar
-
爆発する
-
搾取する
Cuando estaba explotando al señor Ria Ju de repente explotó.¡Genial!
リア・ジュ―氏を搾取していたところ、突然爆発しました。APPARE☆

1は目的語がなし、2は目的語が後に付きます。
これも英語の「explode」(爆発する)と「exploit」(搾取する)がどびゅっとひとまとめられちまったパターンです。やれ殺れ。
⑤estación
- .駅
- 季節
例:
No me gusta esta estación porque me da escalofríos.
悪寒がするので、私はこの駅/季節が好きではありません。
→どちらとも取れます。
余談ですが、私の実家の最寄り駅の「新小岩駅」は自32の名所として栄えております。
当駅へのご来訪を検討されているあなたへ→この動画を見て思いとどまりましょう。
見分け方
文脈次第(ともに女性名詞)、つまり気合
⑥planta
- 植物
- 足の裏
- 工場
- 階(=piso)
例:
No. Dejé las plantas de mis pies en la planta.
いけない。私の足の裏を工場に置いてきちゃった。
見分け方
2は「del pie / de los pies」などと一緒に使われるのでわかります。1、3、4は文脈次第。*1
⑦mango
- マンゴー
- 取っ手
例:
SATAKE se comió el mango de esa sartén. Q.E.P.D.
佐竹はそのフライパンの取っ手を食べました。安らかにお眠りください。
見分け方
文脈次第(ともに男性名詞)
⑧banco
- 銀行
- ベンチ
- 仕掛品(工業用語)
例:
TAKUYA estaba enojado así que pidió dinero a un banco de ese parque.
TAKUYAはむしゃくしゃしていたので、その公園のベンチににお金を要求しました。
見分け方
文脈次第(ともに男性名詞)
⑨muñeca
- 手首
- 人形
例:
Esa muñeca me servía de costal todos los días pero me di cuenta de que fue la muñeca de HIROKI.
その人形は毎日サンドバッグとして使っていましたが、HIROKIの手首だったことに気づきました。
→うーん、とっても日常的でよくある光景ですね!
見分け方
文脈次第ですが、男の人形の場合は「muñeco」になるので、丸わかりです。
⑩codo
- ひじ
- けちな
例:
Eres tan codo que no me regalas ni tu codo.
あなたの肘を私にプレゼントしてくれないなんて、なんてケチなの。
→肘くらいあげましょうよ。本気ならば。
見分け方
2.は形容詞なので女性なら「coda」になります。
なお、これはメキシコチックな単語だと思います。
(よりユニヴァーサルな言い方は「tacaño」)
☆ちょっと汚い言葉シリーーーズ☆
少々きったねい言葉ですが、メキシコでは多用されます。
これらの言葉を使う時には時・場所・状況に気をつけてぶっこみましょう。
⑪pedo
- おなら
- 問題
- 酔っ払っている
例:
¿Qué pedo?
どうした?
→メキシコ人のほぼ全国民はこれを言います。(赤ちゃんは多分言いません)
Estaba tan pedo que me casé con una señora de 1000072 años.
私はあまりに酔っぱらっていたので、1000072歳のおばあさんと結婚しました。
見分け方
1と2は名詞(男性)ですが、3は形容詞なので女性なら「peda」になりマッスルぷろたん。
ただしかなり下品なので、使う際は仲の良い友人のみにしましょう。
⑫pito
- 笛の音
- ぴいいいいいいいいいいいいいいいいいいいゐいいい(男性版子孫作成個所)
例:
Mi pito es el universo.
私のコンプライアンスは宇宙です。
見分け方
文脈次第。ただし、「クラクションを鳴らす」という意味で使う「pitar」は下品ではないので、どしどし使いましょう。
ケツ論
- ほとんどが文脈判断なので、場数を踏みましょう
- パクチー(cilantro)のおいしさは世界一
- カレーの仕上げに入れると香りを楽しめ、かつとっても健康的なのでオヌヌメ☆
以上、生まれ変わったらcilantroになりたい男がお送りいたしました。
はい、この手の多義語はほぼ無限にございますので、ネタが浮かばなかったときに有効活用いたします。
とにかく場数を踏むことが唯一の近道なので、少しでもお役に立てればお喜び申し上げエクスタ〇イ。
本日も最後まで温かい目で読んでいただきありがとうございました。
*1:※スペイン語で「1階」「2階」という言い方は、国や人によって違います。メキシコでは普通の家などは「primer piso」「segundo piso」でほぼ異論はありませんが、モールなどのエレベーターには一階は「Planta Baja / PB」、2階は「1 / primer piso」となっています。スペインでは家であろうがモールであろうが問答無用で2階のことを「primer piso」と言うそうですが、メキシコでもそれが正しい主張する人はいます。