こんにちは、ゴリラです(満を持してのカミングアウトゥ)
今回は、
スペイン語でもこう言いたいんだけど、結局何も言えなくて・・・夏
通訳でスペイン語に訳せない日本語の訳を強要されて、しかも日本人はすぐ激おこプソプソ丸だから緊張してぶりぶり左ヱ門
というあなたのために、身を粉にして書きました。
結論を先に申しますと、そもそも訳すという発想が間違いです。(通訳は例外)
今回取り上げる日本語は、スペイン語では同じニュアンスでは地球が931分割されても言えません。
この記事でも述べておりますが、言語学的にまったく別物かつ文化・習慣の全く異なる人種が同じ表現をするのは不可能だということを、常に念頭に置きましょう。
なので、以下の内容はあくまでどうしてもスペイン語に訳さないといけない場合(通訳など)の妥協案です。(直訳は不自然になるので、基本的に意訳しておりますがご了承下さい。)
※全面的に異論は認めますん。
①よろしくお願いします
早速出ました、全通訳初心者をワンワン鳴かせるという、この日本人が愛してやまない言葉。
このフレーズ(面倒なので以下「4649」)には、次の4つの文脈で使われると思います。
①頼みごとをする時の4649
- Te lo engcargo
=君にそれを頼む - Se lo encargo
=あなたにそれを頼みます - Por favor / Porfa / Porfis
=よろしく/お願い(最後の二つはより軽い頼み事です)
はい、この辺は楽勝です。
②初対面の4649
Mucho gusto.
ごちゃごちゃ言うと逆に変なので、これだけでOKでしょう。
参考書などによく「Encantado(a)」「Es un placer conocerle」とか書いてありますが、そんなの聞いた事ありません。(少なくともメキシコでは)
③これからお世話になる時(今後とも4649)
→これは苦しいですが、状況に応じて勝手に解釈するしかありません。
- Gracias de antemano por su apoyo.
=皆さんのご協力に前もって感謝します→ネイティブはよく言います。 - Estemos (estamos) en contacto.
連絡を取り合いましょう(新しい友達などに対して)
④ヤンキーが言う「そこんとこ4649」(むしろ夜露死苦)
→知らんがな。
もう「YOROSHIKU」とかでいいでしょう。(よくない)
②お疲れ様でした
これも、仕事終わりで疲れたであろう相手をねぎらうという発想自体が、スペイン語にはありません。
より日本語のニュアンスをくみ取ると「Gracias por tu (su) trabajo」になろうかと思いますが、このフレーズは一般的ではありません。
意味合いは少しずれますが、
Que descanse (descanses / descansen)
が非常によく使われます。
(シンプルに「Descansa / Descanse / Descansen」でもおk)
ただし、日本語のように必ずしも仕事終わりに言うわけでなく、寝る前などにも使います。
③懐かしい
正確には言えないので、
- Qué recuerdo
- Qué buen recuerdo
- Qué feliz recuerdo (いずれも直訳は「何ていい思い出なんだろう」)
などと言うのがいいかと思います。
直訳して辞書などにある「nostalgia」という単語を使うと、もれなく「悲しさ」が加わるので、泣きたくなるような思い出についてのなつかしさの時だけ使いましょう。(私はつらい過去は語らない主義なので、この単語は使いません)
④悔しい
これはどう考えても言えないので、
Me da coraje / Qué coraje(スペインでは多分「rabia」が使われる)
などと言うしかありませんが、これは「怒り」を表す表現です。
誰か、日本語の「くやしさ」をスペイン語で表現できる案がありましたら、コメント欄かツイッターでお知らせください。(言えたらノーベル賞級です)
⑤もったいない
これは、日本人のみがもつ特有の美徳です。
ちなみにメキシコ人は、一般的に「無駄遣い=悪」という認識がなく、基本的になんでも無駄に消費します。
なのであえて言うとするなら、次のような文になるかと存じます。
Es un gran desperdicio dar a TAKUYA tantas croquetas para gatos.
=TAKUYAにそんなにたくさん猫のカリカリをやるのは、大きな無駄遣いです。
Para ahorrar tiempo dejemos a TAKUYA y hagamos bolas de lodo.
=時間がもったいないので、TAKUYAなんか放置して泥団子を作りましょう。
⑥いただきます/ごちそうさま
極論を言ってしまいますが、スペイン語では言う習慣がないので言わなくて良し!
「君の名〇。」の小説版のスペイン語バージョンで確か「いただきます」が「¡Que aproveche!」と訳されていましたが、「que」を使った願望は自分に言うと変なので大変奇妙です。
いただきますとは逆に、これから食べる/食べている/食べ終わった相手に言う言葉は「Buen provecho」で非常によく使われ、「美味しく召し上がれ」くらいのニュアンスです。(「buen」は省略可)
ただ、食べ終わった人にも使うのはこの世の7不思議の一つです。
※翻訳などでどうしても訳を強いられる場合は、無視するのも難なので「Agradezco todo el sacrificio por esta comida」「Fue una verdadera delicia」とかでいいんじゃまいかと思います(投げやり)
⑦お世話になっております
これもスペイン語では存在しないので、もはや訳すのは愚かと断言します。
どうしても日本語に訳さないと家族もろとも殺〇れるという方は、
「Como siempre le agradezco su apoyo」(いつもご支援いただきありがとうございます、的な)と言ったらいいかと思いますが、決まった言い方はありません。
⑧先輩・後輩
敢えていうなら「compañero(a) superior / inferior」でしょうが、そもそも自分よりも長くいる人、経験のある人を「目上」と考える習慣がなく、リスペクトする人もいません。
これらの言葉は、日本の文化の中で使う日本語でしか存在しえないものです。
某特異体質の島国のように、「俺様は先輩という絶対神だから、荒廃間違えた後輩なんか所詮ストレス発散のためのサンドバッグにすぎない」などという愚かな妄信は存在すらしません。
上下関係というものは侮蔑を生み出し、生きることの幸せをむしばむ邪あk(運営側により強制終了)
→またまたまたまた日本の伝統アレルギーの禁断症状が出てしまいご迷惑をおかけしましたので、一応謝ります。あーーーいとぅいまてーーーーんてん花咲か天使。
余談ですが、私の空手道場では日本語でそのまま「senpai」「kohai」と言っています。
そして私は全員のDIE!先輩ですが、誰からもリスペクトされてませんが許してやります。
結論
スペイン語を話す時はスペイン語で考えましょう。
通訳(筆者も含む)の人はドンマイ蹴る。異常以上!!!!
本日も最後まで温かい目で読んでいただきありがとうございました。
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